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2006年8月10日 (木)

お奉行様の本

通勤時間用に買ってみました。

「耳袋の怪」

ずいぶん前に出てるな...なんで平積みだったんだろ?

江戸時代後期に南町奉行を勤めた根岸鎮衛の著書「耳嚢」から怪異現象にまつわる話を抜粋したものです。
タイトルに「怪」とありますが、いわゆる怪談の類ではなくて奇談が多いですね。
なので、あまり涼しくはなれませんし夜中のトイレを恐れることもありません(笑)。

この「耳嚢」、根岸鎮衛が見聞した話を集めたものなのですが、当時の知識階級であった彼が「そんなことあるわけねーだろ」と言わずにこういう書物を残しているのは面白いです。

# しかもたった200年前のことだ。

どうも桜吹雪の人とか三方一両損の人に比べて影の薄い彼ですが、宮部みゆきの「霊験お初捕物控」シリーズとか平岩弓枝の「はやぶさ新八」シリーズに登場します。
どっちもなかなか面白いんで時代小説が好きな人にはおすすめ。

徒然草なんかにも奇談が載ってて古文の授業の退屈しのぎ(ぉぃ)になりました。
土大根の話(第六十八段)は大好きです。

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