オチ無し
元末群像異史 紅嵐記(上)
元末群像異史 紅嵐記(中)
元末群像異史 紅嵐記(下)
モンゴル帝国&元朝を書いた作品はいくつか読んでますが、たいていフビライまでなんですよね。
元末を扱った作品はちょっと珍しい気がして買ってみました。
んー。
やたらに人間が出てくるけど関係が希薄つーか、「誰が○○した」の羅列になっちゃってるですよ。
それぞれの場面はそれぞれの場面でブツ切り。
伏線も何もあったもんじゃございません。
「伝染るんです」のネタにあった「むかしむかしあるところに徳川家康がいた」の歴史教科書を思い出します(笑)。
それぞれの人物、登場時はそれなりにキャラを立ててますが以降の展開にあまり関係ないんですよね。
主人公が誰かもよくわかりませんでしたよ、最後まで。(^^;
とりあえず「最初と最後に出てくるしサカルが主人公?」と思って読んだわけですが、あとがきを読んで初めて朱元璋が主人公だったらしいことを知りました。
そのわりには扱いが...。
# サカルだって主人公らしい書かれ方はしていませんが(笑)。
意図的にやってるのかもしれませんが、いきなり時間が前後しちゃうところはちょいと読みづらい。
別に前後したっていいのですが、「前後しますよ」という前フリくらいはあるべきじゃないすかねぇ。
時々入る同性愛っぽいシーンも意味不明。
それが後にも先にも繋がっていかないんですもんなぁ。
著者の趣味でしょうか。(^^;
「買った以上は面白いところを見つけて楽しむ」がポリシーなのですが、ちとこれは...。
下巻の後半に入ったころから「おい、もう終わるぞ。どうまとめるんだ?」と思いながら読んでたら、まとまらないまま終わってしまいました(笑)。
「よく最後まで読みきった!」と自分をほめてあげたいです(ぉぃ)。
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